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「時計」がなければ「睡眠不足」にならない

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「時計」がなければ「睡眠不足」にならない・・・?

どゆことでしょう。

「基準」が出来ると、それに満たないものは「良くないもの」として扱われます。

そのストレスや悩みが「病気」を生み出しているなんて、あなたは信じられますか?

 

睡眠時間を気にするから睡眠不足になる

「人生の3分の1(8時間)=睡眠」

7時間以下の睡眠」は睡眠負債を生み出す

 

こうした物差しができることによって、

「睡眠は7時間以上」なのか「7時間以下なのか」と言う2つに分類されます。

 

7時間以下の睡眠」なら睡眠時間が足りないと判断でき、

  • 睡眠不足
  • 睡眠負債
  • 寝不足
  • 疲労蓄積
  • ストレスの蓄積

などといったネガティブなキーワードがついてまわります。

 

ではもし仮に「睡眠時間」と言う概念がなければどうなっていたでしょうか。 

 

例えば江戸時代をイメージしてみましょう。

「昨日4時間しか寝てなくてさ」なんて会話はあり得ませんよね。

 

そうなると、睡眠は2つの軸で評価されますが、それは

「日中に支障があるか」

「日中に支障がないか」

この2つの評価軸しかありません

 

つまり、どれだけ長く寝ていようが、どれだけ睡眠時間が短くなろうが、起きている間に問題なければそれでオッケー

と言うレベルのものになります。

 

ちょうど「偏差値」という概念が「負け組」と「勝ち組」を作り出し、うつ病や自殺を増加させたのと似ているかもしれません。

 

「睡眠」に意味付けすることで病気が増えた

「よく寝れた」という評価軸しかなかった睡眠に

 

  • 成長ホルモンの分泌が・・・
  • 記憶の定着が・・・
  • 肌の端オーバーが・・・
  • 疲労回復が・・・
  • ストレスの解消が・・・

なんて言う意味合いをつけた結果、睡眠1つにいろいろな悩みの種が生まれてしまったんです。

 

そのせいで

「問題がなければ正しい」

から

「寝るのが正しい」

と考え方が変わってしまったのです。

 

寝れないと言うストレスから、不眠症の患者が急増し、睡眠薬の利用による精神病患者の増加を招いたのです。

2010年に報告された、アジアにおける睡眠薬消費量で、日本はダントツの1位です。

(数値は人口1,000人あたりの一日の消費量)

国民の5人に1人が不眠症に悩まされているという「異常状態」

こうした負の遺産の対価として、医療や製薬業界に利益をもたらしているのです。

 

「時間」という概念がなければ、睡眠不足が無くなるといえる2つの証拠

睡眠時間という概念がなければ、睡眠不足は現れないと言い切れる、2つの調査を紹介します。

 

時間の概念がない民族

20世紀初頭、イギリスのエディス・ダーラムというジャーナリストが、

北部アルバニア山岳地帯で、現地の人々の生活を調査しました。

ダーラムの顔怖っ

 

その民族は時計がなく、太陽の具合を見て生活をしていました

だいたい日が落ちた3時間後に就寝し、日の出の1時間前に起きる生活をしていました。

夏なら22時ごろ就寝し、日が昇る前の3時ごろには起きて生活をしています。

睡眠時間は4時間ほどです。

逆に冬は20時ごろには眠りにつき、翌日は7時ごろに起きます。

睡眠時間は11時間あります。

 

時計を持ってやってきたダーラムは、夏の間は4時間睡眠になるため、深刻な睡眠不足の状態に陥っていました。

もちろん、日数が経てば生活リズムに慣れ、睡眠不足と言う症状は緩和されていましたが、

冬になれば睡眠時間が長くなるので、慣れるまではまた睡眠過多の状態に陥ったのです。

 

ところが、アルバニアの人たちに寝不足の様子はありませんでした。

昼寝はほとんどせず、日中にうとうとしてしまうこともない。

「不眠」に当たる言葉がなく、ダーラムが説明しても「ダーラム、君は何を言っているんだ」状態でした。

当時のアルバニアの青年

 

この調査からわかるように、

夏と冬で睡眠時間が倍以上違っても、「睡眠時間」と言う概念さえなければ「睡眠不足」に陥る事はないと言うことです。

 

陽の光と時間を無くした部屋

もう一つ、「睡眠時間」と「睡眠の満足度」は関係ないと明らかにした、比較的有名な実験があります。

2015年の全米大学 学部教育レベルランキング第3位であるブラウン大学で、ある実験が行われました。

【ブラウン大学について補足】

地名度はあまりないですが、難易度的には東大・京大以上です。

オックスフォード、ハーバード、スタンフォードなどの名門大学の一つです。

 

ある実験とは、太陽光が入らず時計もない部屋で被験者を眠らせるというものです。

2つのグループを用意し、それぞれ眠ってもらい、3時間が経ったところで起こします。

 

Aのグループには「8時間眠っていた」と伝え、

Bのグループには「3時間しか寝ていない」と伝えました

結果としては、

3時間しか寝ていないと伝えられた」Bのグループは

全員が「疲労回復ができていない」「睡眠不足である」と回答しました。

 

しかし、「8時間眠っていた」と聞いたAグループの被験者は、

体の状態について質問されても、「いつも通り」「問題ない」「気持ちよく眠れた」と回答したのです。

 

この実験結果からわかる様に、

睡眠の満足度や睡眠の質と言うものは、自分の思い込みや外部からの情報によって、如何様にでもなるということです。

 

まとめ

眠らないと睡眠不足が!!

睡眠負債が!!うわーー!

と騒いでいる人たちに、この二つを見せるとどんな反応をするのでしょうか。

 

睡眠時間を気にした方が睡眠の悩みが増えるならば、簡単なことです、寝る時間なんて気にしなくていいのです。

 

「そうはいっても、短すぎる睡眠時間は体に良くないんじゃないの」と思うあなた。

これ以外の記事にその答えが載っていますので、ぜひいろいろチェックしてみて下さい。

 

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