タイトルの「稼ぎ」というのはお金だけでなく、知識、経験、時間などいろいろな意味を含んでいます。
「レバレッジ・リーディング」は、実業家の本田直之氏が提唱している読書法で、読書の投資効率を最大限できる方法です。
短熟睡で時間を得ると読書する時間が増えますが、その際、このーディングを行うと、相乗効果でえげつない量のインプットとアウトプットが可能になります!
レバレッジ・リーディングをどうやって習得するか学んでいきましょう!
目次
レバレッジ・リーディングとはなにか
レバレッジ・リーディングとは
自分に必要な内容を明確にして、効率的に読書を行い、実践できる段階までを想定した読書法
というかもはや「投資法」です。
今回の記事は、本田氏が著者のコチラの本をリスペクトしてお伝えしていきます。
タイトル画像も勝手ながらオマージュさせていただいています。
読書は最強の投資法
本は、凄い人が凄い時間を掛けて凄いことを書いているのにめっちゃ安いので最強の投資法になります。
「本を読まない」のは「あなたの体験・知識だけで人生を生きている」状態です。
本を1冊読めば、「あなた+著者」の2人分の体験・知識が。
100冊読めば101人の力で人生を進めることができます。
この記事のタイトルの「100倍」ってのが大げさでなくリアルな数字になるわけです。
本を読む時間がない?
この手の話をすると絶対に出てくるのが「本は読んだほうがいいのわかってるけど時間がないから・・・」という言葉。
そしてそのベタな返しの「本を読まないから時間がないんだよ!!」というやりとり。
本で時間が得られるメカニズムを解説すると
本を読まない人の場合
①悩みが生まれる
②一人で悩む
③いろいろ試行錯誤してみる
④うまくいかんから悩む
⑤もう一回頑張ったら、なんでか知らんけどできた
⑥同じような悩みがでる
⑦前回はたまたま解決したから、できなくてまた悩む
本を読む人の場合
①悩みが生まれる
②本を読んで解決策が分かるから解消できる
③同じような悩みがでる
④本の内容を応用して、すぐ解決できる
悩みの内容によっては年単位でモヤモヤすることもあります。
あとはExcelの関数とか、「最初に知っとけばどんだけ時間節約できたか!」みたいなもんもあります。
読書の1-2時間で、悩みに使う時間を失わずに済むなら「本を読む時間が無い」ってのが、めっちゃパラドックスなんが分かります。
僕なんか睡眠に関する知識を得るのに、もし本を読まなかったら、レム睡眠とノンレム睡眠を発見するのに、何十年実験せなあかんかわかりません。笑
レバレッジ・リーディングのやり方
もちろん読んだだけで行動しないと、それこそ時間の無駄になります。
読書するけどアウトプットが上手くできないから「本を読む時間がない」という状況になります。
「そらもったいない!ちゃんとアウトプットまでやろや!」というのが「レバレッジ・リーディング」の考え方です!
いつも通り前置きが長くなりました!
レバレッジ・リーディングのノウハウの中でも特に重要なエッセンスを3ステップにまとめてお伝えします!
STEP1 サーチする
投資ということで、株の投資の時はどんな銘柄が利益を生み出すか、買う前にめちゃくちゃ考えるはずです。
「有名な会社やから買う」っていう投資家はいないですよね。
本も投資行為なら、魅力的なタイトルだけで買うことも良くないです。
読書をする前の「どの本にするか」、それに関するノウハウです。
・目的を明確にする
当たり前のようで意外とできていないことです。
「何のために本屋に入って、何の知識を入れる為に本を手に取るのか」
これを明確にしとかないと、何となく良さげな本に貴重な時間を食われることになります。
・読みやすい
カッコつけて難しい本を買っても読むのが嫌になります。
読みやすい本は、難しい内容をかみ砕いて書いているもので、内容が重要、かつ需要があるから簡易版が作られているものです。
ピータードラッガーの『マネジメント』と
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』 みたいなことです。
・どんな本か観察する
著者のプロフィール、目次、導入部分を確認して、直感的に「ええやん」と思えるかは重要です。
どんなにタイトルが魅力的でも、目次がしっくり来なかったら読まない方がいいです。
「タイトルの話まだかなー」で我慢して読んで、結局最後まで出てこないんで、めっちゃ残念になります。
「実写版ドラゴンボール」っていかにも気になるタイトルでも、予告編で「コレはアカン」ってなったら、観ないほうがいいのと一緒です。
・同じジャンルの本をいくつか
出来れば一つのテーマに対していろいろな本を買ったほうがいいです。
筆者によって意見が全然ちゃうんで、いろいろな視点から見れるし、いいとこどりをした自分専用のノウハウになるからです。
「どの著者も書いている内容は信憑性が高い」とか確認できるのも大きいです。(睡眠に関しては別ですが)
STEP2インプットする
いかに効率的に情報をキャッチするか。
・欲しい情報を強く意識する
読む前に「〇〇という知識を身に付ける」と念じると、その情報が入ってきやすくなります。
「カラーバス効果」というもので、赤をイメージした上で景色を見ると赤色が飛び込んでくる、というやつと一緒です。
・習慣とくっつける
本を読む習慣を作るには、いまの習慣とセットにすると効果的です。
- 通勤時間
- 昼休み
- ドラマを見た後
- お風呂タイム
・制限時間を設ける
難しい本なら2時間、すでに理解があるものや、モチベーション系の本は1時間くらい。
延長なしの一本勝負にすることで、情報をキャッチする感度が高まります。
・完璧主義を捨てて2割くらいの理解でOK
1時間で、その本の2割を理解できればOKです。
どんな本でも著者のホンマに言いたいことをまとめると、2割くらいに収まります。
「残りの8割に重要な内容があったらどうしよう」と思うのも分かりますが、その8割に美味しいモノが残ってる可能性は低いです。
8割の中に残りカスを探すくらいなら、別の2割を食べるほうがが何倍も価値があります。
全部の文字を読むと「本を読むこと」が目的になります。そうなるともう作業になって嫌になります。
読書の目的は「インプットして実践するため」です、お忘れなく。
・余白に書き込んでいく
ひらめきはその瞬間にしか出てきません、あとからでは絶対に忘れます。
本の内容からひらめいたことは余白に書きましょう。
読み返したときに過去に書いたメモがトリガーになって、新しいアイディアが思いつくこともあります。
STEP3 アウトプットする
「速読」ならSTEP2で終わりですが、レバレッジ・リーディングではアウトプットまでを意識します。
・読後メモを作る
内容の要点、余白に書き込んだこと、線を引いたところをまとめて読後メモを作ります。
それをいつでも読めるようにしておきます。
・48時間以内にアウトプットする
学んだ内容は、48時間以内にアウトプットすることで理解が深まります。
・いろんな方法でアウトプットする
知識は、九九のように口に出すことで、自分のものになります。
実践したり、人に教えたり、ブログにしたりすると、知識に経験が乗っかります。
・メモを更新して自分のノウハウにする
アウトプットして分かったことを、読後メモに更新し、自分のノウハウとしていきます。
・実践を繰り返し、モノにする
入れた知識に経験を注いでいくと、意識せずとも出来るようになります。
ここが読書の最終目的であり、投資した結果の回収が完了するときです。
本を読んでからが勝負
最後にこれだけ。
NLP(神経言語プログラミング)には「学習の5つのレベル」というものがあります。
レベル1:知らないし出来ない
読書で言えば、本を読まない人
レベル2:知っているけど出来ない
本を読んだだけの段階
レベル3:意識すると出来る
書かれている通りに実践してみた
レベル4:意識しなくても出来る
本のおかげで自然と出来るようになった。
レベル5:出来ることを教えることが出来る
自分のノウハウとして提供できる。
単純に本を読んだだけではレベル2で終わっています。
学習レベルごとの割合はこんな感じです。
85%の人がレベル2で終わっていて、実際に習慣化できるレベル4は全体の5%にも満たないです。
自分に必要な知識ならばレベル4以上を目指すようにしましょう!
まとめ
「読書しないビジネスパーソン」は「練習しないスポーツ選手」と揶揄されます。
本から得た知識を生かすには
- 自分に必要な本をサーチする
- 効率的にインプットする
- 繰り返しアウトプットする
このサイクルをまわすことを意識していきましょう!