以前書いた記事で「22時から翌2時の睡眠のゴールデンタイム」は全くのまぼろしであることを解説していきました。
ただ、睡眠中の成長ホルモンの約90%が分泌される「真のゴールデンタイム」は存在します!
今回は、その「真のゴールデンタイム」について詳しくお伝えし、その恩恵を大いに受け取っているアスリートタレント武井壮さんのパフォーマンスについてお話していきます!
この記事を読んであなたも百獣の王になりましょう!
目次
真のゴールデンタイムは眠り始めて〇〇〇にやってくる!
成長ホルモンが分泌されるタイミングは、運動時や食事時もそうですが、睡眠時にも多く分泌されています。
睡眠時、大量の成長ホルモンはいつ分泌されるのでしょうか。
それは「入眠後すぐの90分間」です。
人間の睡眠サイクルは、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」をそれぞれ90分周期で交互に繰り返します。
(詳しいメカニズムはまた別途記事にするのでここでは割愛します!)
人間が眠り始めた最初の90分間は「一回目のノンレム睡眠」を取ることになるのですが、
この「一回目のノンレム睡眠時」に睡眠中に分泌される成長ホルモンの約90%を出し切ってしまうのです!
これこそが「睡眠の真のゴールデンタイム」であり、良質な眠りを意識するポイントなのです!
なぜ最初に成長ホルモンを出し切るのか?
眠り始めの最初の90分で約9割の成長ホルモンが分泌されるとお伝えしましたが、
それどころか入眠後45分間で75%以上の成長ホルモンが分泌されているのです!
なぜこのように分泌のタイミングに偏りがあるのか。
それは野生動物の眠りにヒントがあります。
野生動物は悠長に睡眠を取ることができない!
自然界に身を置く野生動物は、外敵に襲われるリスクがあるため、人間のように長時間睡眠がとれません。
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短い睡眠を分割して取るため、短い時間で大量の成長ホルモンを分泌する必要があるわけです。
サルから進化し、弱肉強食の世界で生活していた人間も、同じような分泌タイミングを持っています。
これが「真のゴールデンタイム」の正体です。
食事でもこの「早いもの勝ち」のメカニズムは働いていて、「野菜を最初に食べると痩せる」というメソッドは「最初に接種した食べ物から優先して栄養素を摂るから」なのです。
そもそも、弱肉強食の世界で律儀に「寝る時間」を決めていたら、天敵からみて寝込みを襲うゴールデンタイムになってしまうわけです。
そういったことからも「22時-2時のゴールデンタイム」が誤っていると言えます。
眠り始めの90分が重要なら、何度も寝るのが効率的では・・・?
「眠り始めの90分が大事ならば、そのあとの睡眠はなんなの?」
とお考えになるかもしれませんが、残りの眠りの必要性はあなた自身の考え次第で大きく変わります。
一日に90分寝れば問題ない
7時間寝たいから、残りの5時間半は快楽に費やす
90分睡眠を一日3セットすればいいとこどりできる
人によって、考えることはバラバラで、その思い込みによって睡眠時や覚醒時の快適さに変化が出てきます。
実は「睡眠の質」をはかるモノサシは、この「睡眠時&覚醒時の快適さ」で言い切る事ができてしまいます。
睡眠の真実を知っていくことで「あれ?7時間睡眠取る必要あらへんやん?」と腑に落ちるならば、
3時間睡眠で活動することが当たり前になり、実際に習慣化することができます。
ショートスリーパーになるために重要なのは「真実の睡眠を理解すること」なのです。
百獣の王、武井壮は「分割睡眠」を習慣にしている
アスリートタレントの武井壮さん1日45分の睡眠で生活しているショートスリーパーとしても有名です。
ただ、一日45分というのは誤解で、正しくは45分睡眠を一日2回から3回摂っているとのことです。
この記事の冒頭で
「眠り始めの最初の90分で約9割の成長ホルモンが分泌されるとお伝えしましたが、
それどころか入眠後45分間で75%以上の成長ホルモンが分泌されているのです!」
と書きましたが、45分の睡眠を複数回行う武井壮さんの睡眠スタイルは非常に理にかなった睡眠方法であると思いませんか?
百獣の王の身体的パフォーマンス
- 陸上、ゴルフ、野球、競輪のプロトレーナーを経験済み
- ゴルフ、野球は本人もプロ並みの腕前
- 2014,2015,2018年陸上マスターズリレー金メダル
- サプリメントなどの栄養補助剤は摂取していない
40代後半にしてあのエネルギッシュなキャラクターを持つ武井壮さんは身体的なパフォーマンスが常人離れしています!
実業家としても活躍する頭脳的パフォーマンス
- 「パーフェクトボディコントロール」という独自のスポーツ理論でのトレーニングを提唱・実践している
- 高等学校教員免許(社会科・商業科)を所持
- バラエティ、ドラマ、CMに多数出演
- 実業家としても活動しており個人資産は推定5億円
肉体的なパフォーマンスだけでなく、超多忙の中でも、クリエイティブな仕事をこなしています!
まとめ
「真のゴールデンタイム」は「眠りはじめの90分間」が重要だとご理解いただけましたでしょうか。
弱肉強食で生きてきた時代の名残がいまも受け継がれているのですね。
武井壮さんは2004年頃からいまの睡眠スタイルを確立し、以降も肉体も頭脳も洗練された状態で毎日を過ごされています。
「遺伝子がそうなっているから出来るんだ」とお考えかも知れません。
実際に、睡眠習慣を「遺伝子構造」で結論付けている研究者は非常に多いです。
ですが、人間の遺伝子は個体が違っても99.9%同じ遺伝子構造を持っている動物です。
「才能」「天性」「遺伝子」という言葉で考えを止めてしまうのは、かなり投げやりだと思いませんか?
できる・できないを決めるのは、遺伝子ではなく、「知識」と「マインド」と「行動」に依存すると考えています。
頭で考え、心で決めて、体で動くことこそ重要だと考えています!
頭で理解して、心で納得されたなら、あなたも今日から寝始め90分を大事に眠って、百獣の王のパフォーマンスを手に入れましょう!