休日は睡眠負債「寝溜め」をしています。
と、ドヤ顔のあなた
それ、残念ながら、効果がないどころかめちゃくちゃ逆効果です・・・
なぜ寝溜めがダメなのか
どうするのが正解か
そちらについてお話ししていきます!
目次
睡眠不足だから寝溜めをする日本人
寝溜めをしてしまう理由として
「睡眠不足」「睡眠負債」を気にしているからだと思います。
じゃあ、そもそも睡眠不足、睡眠負債って何でしょうか。
実は、全ての人にとって等しい「睡眠不足」の物差しはないんです。
どういうことか
7時間以上だから睡眠が足りている
7時間以下だから睡眠が足りていない
そんな物差しはありません、ってことです。
大事なのは「普段と比べてどうか」
7時間睡眠が基準で
それよりも短いと「睡眠不足」
それよりも多いと「十分な睡眠」
と思いがちじゃないですか?
実はそうじゃないんです。
7時間睡眠ってのはただの平均であって、
基準でもなければ、理想の睡眠時間でもないんです。
大事なのは、普段の睡眠時間と比べて、「短いか、長いか」なんです。
どういう状態が「睡眠不足」か
普段7時間睡眠のあなたがいきなり3時間睡眠にすると「睡眠不足」になります。
同様に、普段3時間睡眠の人がいきなり1時間睡眠にチャレンジすると「睡眠不足」となります。
でもそれは「睡眠時間が短いから」ではなく
「睡眠時間がいつもより極端に短いから」です。
3時間睡眠って普通の人からするとすごい短いですけど、
いつも3時間睡眠の人が3時間睡眠で生活しても「睡眠不足」にならないということです。
考えてみたら当たり前に思えませんか?
普段より寝すぎるのは「睡眠過剰」
普段より短い睡眠だと「睡眠不足」
逆に普段より長く眠ると「睡眠過剰」となります。
普段より眠すぎるのも体には悪影響が出ます。
・脳が活動を停滞させている時間がいつもより長いので、頭がぼーっとしたり、
・睡眠慣性が強く働いて、長時間眠ったのに、まだ眠い状態が続いたり、
・長時間、体を横にすることで、静的疲労が蓄積し、血流が鈍化することで、腰、肩、首に痛みが残ったり、
その他、睡眠時に起こる体への悪影響を続けることで不健康な状態を招くことになります。
参考リンク:寝れば寝るほど不健康になる8つのカラダの変化!(前編)
寝溜めは睡眠過剰を引き起こす
普段よりも長く眠ることが「睡眠過剰」として悪影響を及ぼすならば、
週末の「寝溜め」もBADということです。
どうしても仕事やプライベートの関係で、睡眠リズムがずれてしまったとしても
一日だけであれば、影響は少ないです。
でも、睡眠時間を短くしてずれてしまったリズムを、
あかんあかん、取り替えさんと!!
といつもより長い時間「寝溜め」をすることで
2日連続で歯車を狂わせることになります。
そのせいで、次の日以降にも影響が出てきて、
なんか疲れが取れへんなぁ
なんか眠気が取れへんなぁ
と「睡眠不足」と勘違いし、
どんどん睡眠時間を長くしたり、
そのせいで眠れなくなってリズムが崩れたりと、こんな感じで負のスパイラルに陥ります。
じゃあどないしたらいいか
じゃあどうすればいいか、もうお分かりですよね?
優秀な経営者やビジネスマンなど、高いパフォーマンスを維持し続ける人は、
睡眠に関しても意識が高く、リズムが一定になっています。
7時間と長かろうが、2時間と短かろうが、リズムが一定であることが大事なのです。
・土日はいつもより多く寝れるから寝溜めしよう
・時間を大事にしたいからいつもより早起きして頑張ろう
これはどっちも「睡眠リズムを崩す原因」となります。
今日からは、睡眠時間を定めたら、
平日だろうと休みの日だろうとその時間で活動することを約束してくださいね!
まとめ
睡眠と食事は似てます
いつも腹一杯食べる人が
腹八分目に抑えると、お腹減ってしゃーない!と暴れ出します
いつも腹八分目に抑えている人が
焼肉食べ放題で食べ過ぎると、苦しくてしゃーない!と暴れ出します。
自分にとって何時間が「腹八分」なのか
それを探って、守れるようにしましょう!