頭がいい人って、かっこいいですよね。
- 1を聞けば10出来るし
- 時間の使い方が上手いし
- 冷静に判断できるし
- 発想力も豊か
そんなスーパーマンになるために「短熟睡」が効果的なんです。
「眠らないと記憶が定着しない」なんて聞きかじった情報は、一旦置いて、頭が良くなるメカニズムを理解していきましょう!
目次
頭の仕事
「頭が良い」の定義ですが、なにも勉強ができるだけではないです。
脳が行っている仕事は、大体こんな感じです。
分析
創造
記憶
情報処理
思考
勉強はいわば「覚えたことを如何に再現できるか」というゲームなので、
「記憶」と「情報処理」が重要な項目になります。
例えば「勉強できひんけど賢い人」ってのは、記憶と情報処理以外の能力が優れているというわけです。
頭を良くするためには
じゃあ、総合的な脳力を高めて「賢者」になるためには、どんなことをする必要があるのでしょうか。洗い出してみます。
勉強
そらそうじゃ。
記憶は勉強を反復することで、理解し、定着していきます。
社会人でも、自分の仕事に関する資格や、趣味に関する勉強ができますね!
読書
情報処理、理解、創造、これらが鍛えられます。
頭の良い人の頭の中を見せてもらっているようなもんですね。
頭を使う問題を解く
- 脳トレ
- 脱出ゲーム
- フェルミ推定
- Googleの入試問題
楽しく頭を使うゲームはなんぼでもあります。
先生を付ける
頭のいい人と仲良くなって、接する時間を増やすのも効果的です。
思考パターンとか、理解の早さとか、伝え方とか、しゃべっているだけで勉強になります。
趣味
- 手足を動かしたり
- 勉強したり
- 想像したり
- 集中したり
楽しんでいるときは脳がフル回転します。
脳がレベルアップすれば、仕事など趣味以外のタイミングでも脳力を発揮できます。
趣味なら楽しんで出来ますね!
なぜ「短時間睡眠」で頭が良くなるのか
じゃあ、なぜ「短時間睡眠」が頭を良くすると言えるのか。
時間がある
先ほど挙げた「頭が良くなる行動」は
- 勉強
- 読書
- 問題を解く
- 先生を見つける
- 趣味
です。
これらは、直接仕事に関係するものではなく、しなくても生活できるので、優先度が低いものばかりです。
なので、「十分な余暇」がないとできないです。
その点、短熟睡を習慣にすれば、余暇だらけになります。
行動的になる
覚醒中に行動することで、
- アドレナリン・ドーパミンが分泌される
- 成長ホルモンが分泌される
- GABAが抑制できる
これら科学的な理由で「行動的・意欲的」になります。
睡眠はこの逆で「よく言えばリラックス、悪く言えばやる気の減退」を招きます。
夜中の勉強は普通に頑張れるけど、早朝の勉強って難しいですよね、そゆことです。
脳の停止時間が短い
睡眠中は、脳は休んでいないとはいえ、需要感度はかなり落ち込みます。
睡眠時間が長くなると、文字通り「スリープ状態」が続きます。
また睡眠中は、日中に増えすぎた「脳神経細胞(シナプス)」を除去しています。
これが「記憶の整理」と言われるもので、聞こえは良いけどただ記憶を捨てているだけです。
逆に、長すぎる睡眠は、忘却も加速させているというわけです。
「よく寝ることで記憶が定着する」が正しくないから
よく耳にする、というか常識レベルの話だと思いますがこれも誤解されています。
理由は2つ。
①勉強に関する記憶の優先度が低い
睡眠中に優先的に定着する記憶は「非宣言的記憶」です。
これは運動やリズム、手順という運動に関するもので、勉強の知識ではないです。
「宣言的記憶」の定着が効果的なのは、ノンレム睡眠の一部なので、ノンレム睡眠が短くなる3時間以上の長い睡眠は必要ありません。
②宣言的記憶が定着するのは「レミニセンス」のおかげ
「宣言的記憶」という勉強的な記憶は「レミニセンス」のおかげで定着します。
これは、筋力トレーニングをした後の「超回復」みたいなもんで、「記憶は時間が経過してからの方が想起しやすい」というものです。
「睡眠」で記憶が定着した、と勘違いしているだけで、眠らなくても時間が経てば、レミニセンスは起こるというわけです。
それでもまだ信じられないなら
もし、この説明でも「睡眠を取らないと記憶が定着しない」と信じるならば、
僕とテスト勝負して確かめてみるのはいかがでしょうか。
お互い未知の領域について、よーいドン!で勉強を始めて、
1週間後にテストをして、どっちの方が結果が良いかを試します。
- あなたが寝ている間も、僕は勉強をし続け、
- あなたが日中に眠たい目をこすって集中できない時も、高いパフォーマンスを維持し、
- 眠くなったら素直に寝てしまうあなたを横目に、眠気を効率的に除去します。
本当に勉強の記憶が、「睡眠によって定着」するならば、睡眠時間が圧倒的に多いあなたが、テストでも圧勝できますよね。
確かに、睡眠によって「記憶の定着」に一定の効果があるのは確かです。
しかし、残りの
- 分析
- 創造
- 情報処理
- 思考
- 理解
という機能についてはノータッチになります。
テストの点数では測れない「頭の良さ」も短熟睡で得ることが出来るというわけです。
まとめ
脳科学の世界では「脳は疲れ知らずで、使えば使うほど向上する」という定義があります。
「脳の疲れ」と思っているものは、ただのストレスです。
ストレスをコントロールして、毎日いろいろなことに挑戦し、活動すれば、あなたの脳力はどんどん向上していきます!
短眠によって「脳の成長曲線」を変えていきましょう!