睡眠 -Sleep-

眠いからではない!誰もが納得するあくびのメカニズム!

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会議中、偉い人のお話中、デートの最中、出てほしくない時ほど出てしまうのがあくびのニクい所ですよね!

 

「あくびは眠いから出る」

「あくびは酸素を取り入れるための動き」

 

そんなあくびの常識も、根拠のない都市伝説で塗り固められています!

 

今回はあくびが発生する理由や条件について、100%納得できるものをお伝えしていきます!

あくびの発生条件を把握して、恥ずかしい思いをしないようにしましょう!

 

あくびは睡眠学で解明されていない行動!

 

実は、あくびが発生する条件は完全に解明されているわけではなく、

分からないことだらけの睡眠学の一つの謎となっています。

 

ただ、「おそらくこういう条件で発生するのだろう」という「仮説」があるだけなのですが、

その仮説を一つずつ見ていくと、何が嘘で何が正しいかが見えてくるようなります!

 

「酸素を取り入れるため」説

 

あくびが出る条件でよく言われるのが

「血液中の酸素が減って炭酸ガスの量が増え、それを追い出すためにあくびがでる」

「脳内の酸素量が減るので、その酸素を補うため」

という「酸素を取り入れるため」説です。

 

この説が正しい可能性はかなり低いです。

 

あくびをしているときは大きく口を開けているだけで大量の空気を吸引しているわけではありません。

やっていただければわかるのですが、息を吐き続けながらあくびをすることも普通にできます。

 

もし酸素が必要ならば、体が勝手に深呼吸をするようにメカニズムされるはずです。

 

酸素たっぷりの草原で寝転んでいたとしてもあくびは出ます。

 

そもそも、あくびは比較的毎日発生するものですが、

「脳に酸素が足りていない状況」が毎日続いているのはどう考えてもヤバいです。。。

もし、本当ならそれは立派な「低酸素脳症」という脳障害と診断できます。

 

よって「酸素を取り入れるため」説は可能性が低いといえます!

 

「眠気を追い出すための生体反応」説

 

「眠気を追い出すための生体反応」という考え方も、あくび発生の有力な説とされていますが、

本当にそうなのか、すでに答えをお持ちではないでしょうか。

 

もしも眠気があくびで除去できるならば、極端な話、

人は眠る代わりにあくびをしておけば問題ないことになります。

 

少なくとも一日の3分の1という長い時間を睡眠に充てる必要はなくなります。

 

なにより経験があると思いますが、特に眠くない時でもあくびは発生します。

 

充分な睡眠時間を取った日でも関係なくあくびは発生しますし、

なんなら眠りすぎた日ほどよく出るのもあくびの特徴です。

 

よって、睡眠とあくびの関係性は低く、「眠気を追い出すための生体反応」説の可能性も低いといえます!

 

「脳を刺激するカンフル剤」説

 

退屈だと感じているときや、これから気合を入れる必要があるときに発生する、という

「脳を刺激するカンフル剤」説がありますが、私はこの説が最も可能性が高いと考えています。

 

以降はその理由について説明させていただきます!

 

あくびが脳を刺激するメカニズム

 

モノを噛むときに使う筋肉を「咬筋(こうきん)」と言います。

 

あくびのときは、この筋肉が大きく伸縮します。

 

一般的な筋肉は、引っ張る筋肉と伸びる筋肉がセットで用意されており、一方が引っ張ると一方が伸びるような動きをします。

ところが「咬筋」はほかの筋肉と違い、引っ張る筋肉と縮む筋肉のセットで構成されています。

一方が引っ張ると、一方が縮まる動きになるのですが、これが強烈なパルス(脳波の動き)を発生させていることが確認されています。

 

つまり、あくびは「脳を刺激する強い作用を持っている」と言えるわけです。

 

脳へ喝を入れる「あくび」

 

退屈な時間を過ごし、緊張が無くなると脳波の動きが激減し、過度なリラックス状態になります。

 

  • 重要な会議
  • 偉い人が話をしているとき
  • デートの最中

これらは言わずもがな、重要な局面です。

 

ですが、人の集中力・緊張感は長く持続できるものではありません!

 

ふとしたタイミングで緊張の糸が切れると、頑張った分だけ脳は休みと取ろうとOFFモードに入ろうとします。

 

「重要な場面にいる!」と思っているのに、脳波はOFFモードになりつつある、

そんな時に、手っ取り早く脳波を動かすために、咬筋を収縮させる「あくび」が発生するのです。

 

あくびが出るのは、体が脳に

「しっかりしろ!!!」

と喝を入れているからだと納得いただけたのではないでしょうか。

 

脳波が動いているとき、「あくび」は発生しない

 

思い返していただきたいのですが、

  • 興味のあることに熱中している
  • 運動して全身が緊張と緩和を繰り返している

こういう時にあくびが出たという経験はないのではないでしょうか。

それがたとえ眠気を伴っていたとしても、です。

 

動物も狩りの直前にあくびをする

 

動物も同じように、集中力を発揮する直前に「あくび」をするようにメカニズムされています。

 

猛獣がほかの動物に飛びかかろうとする前には必ずあくびをするとのことです。

猿があくびをしているときに近づくと襲われるのは飼育の常識らしいです。

犬や猫もあくびをするときは、大きく伸びを交えながら行いますが、その後の動きは俊敏で力強くなっているはずです。

 

まとめ

 

あくびの原因は「脳への喝入れ」であると納得いただけたのではないでしょうか。

 

そして、「あくび」の効果を担っているのは、息の出入りではなく、咬筋の動きにあります。

誰も見ていない状況ならば、大きくあくびをするのが理想というわけです。

 

どうしても、マナー的にあくびをすることができない状況があると思います。

そんな時は、こちらの記事にある「あくびを止める方法」を試してください!

 

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